判定スペクトラム
公募割れ警戒は低め / 高騰にはやや不足
黒字SaaS×生成AIテーマ×VC不在は強い。一方で、吸収金額14.28億円、オファリングレシオ28.44%、潜在希薄化12.05%があり、超軽量IPOではない。初値は堅調方向だが、需給だけで大きく飛ぶ案件ではない。
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事業モデル
- 提供サービス
- ChatPlus / AI AgentPlus / FAQPlus
- 収益モデル
- 月額・年額課金のSaaS
- 主な顧客用途
- 問い合わせ対応・社内ヘルプデスク・FAQ運用
- 売上構成
- チャットボット/FAQが97.1%
- 成長ドライバー
- AI AgentPlusとFAQPlusの単価上昇
- 監視点
- ChatPlus本体アカウント減少
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業績トレンド
売上高(百万円)
営業利益(百万円)
同一スケール(最大1,216百万円)
2025/6 売上成長率
+36.3%
2025/6 営業増益率
+128.8%
3Q時点の純利益
286百万円
2026年6月期3Q累計で、営業利益437百万円、純利益286百万円まで進捗。前期通期利益をすでに上回っており、黒字SaaSとしての見え方は強い。会社予想EPS・会社予想PERは添付資料内では確認できないため、PERは3Q年率換算の参考値で見る。
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ARRと単価上昇
ARR(2026年3月末)
1,198百万円
前年6月末から増加
AI AgentPlus ARR
498百万円
成長ドライバー
評価の中心はアカウント数の単純増ではなく、AI AgentPlus・FAQPlusによる単価上昇。ChatPlus本体アカウントは2,182件から2,037件へ減少しているため、高単価化で減少を吸収し続けられるかが上場後の確認ポイント。
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需給インパクト
公開株1,322,500株の内訳
公募650,000株
売出500,000株
OA172,500株
売出比率は43.48%(OA除く)。売出+OAは市場供給の50.85%。VC不在は強いが、公開株数13,225枚・吸収14.28億円で「激軽」ではない。5%取得ラインは232,500株、必要金額は約2.51億円。
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ロックアップと潜在希薄化
VC不在・1.5倍解除条項の明記なしは初値需給にプラス。一方、潜在株式560,400株は公開株数の42.37%相当で、ロックアップ明け以降の中期需給リスクとして残る。
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バリュエーション
3Q年率換算PSR
4.13倍
AI/SaaSでは妥当
公開価格は黒字AI/SaaS IPOとしては妥当〜やや割安。ただし、会社規模が小さいため、上場後は四半期成長・IR・出来高で評価が振れやすい。
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初値水準と価格の節目
2,484
初値決定前の参考上限気配
公開価格×2.3の機械的な参考値
+130%
2,151
時価総額100億円ライン
グロース上場維持基準を意識する節目
+99%
1,800
過熱警戒ゾーン
3Q年率PER21.9倍、ARR倍率6.99倍
+67%
1,300
〜1,500
堅調初値として見やすいゾーン
公募価格比+20%〜+39%。割安感がまだ残る水準
+20〜39%
1,080
公開価格
需要は公開株式数を十分に上回り、仮条件上限に集中
基準
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青信号 / 赤信号
青信号(プラス)
黒字・高利益率SaaS
2025/6期営業利益369百万円、2026/6期3Qで437百万円
AI AgentPlusがARRとARPAを押し上げ
生成AIテーマと単価上昇が評価の軸
VC/PE不在、1.5倍解除条項なし
上場直後の機械的な大口売り圧力は限定的
赤信号(マイナス)
吸収14.28億円で超小型ではない
需給だけで2倍級に飛ぶにはやや重い
SO560,400株、潜在希薄化率12.05%
ロックアップ後の中期需給リスク
ChatPlus本体アカウントは減少
高単価AI商材で吸収できるかが焦点
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レポート内の見方
初値狙い
買い寄り
公募割れ警戒は低く、小幅高〜堅調の初値を想定。ただし高騰断定はしない。
セカンダリー
1,500円以下は検討
1,800円超は慎重
初値水準で割安感が急速に薄れるため、飛びすぎた場合は警戒。
中長期
上場後監視
押し目候補
最初の決算でAI AgentPlus、ARPA、Churnを確認してから評価。
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初値を見る上での確認ポイント
初値が1,500円を超えるか
1,500円超ではARR倍率5.8倍、3Q年率PER18倍台となり、割安感が薄れ始める。
寄り前気配の買い厚みと売り吸収速度
公開株1,322,500株に対し、2〜3億円規模の買い厚みが入るかを見る。
AI/SaaS小型IPOとして資金が集まるか
直近IPO地合いは改善しているが爆騰相場ではない。テーマ買いと需給買いの両方が必要。